リッチモンドパークからクルメツツジの写真提供の依頼(令和2年9月15日)

ロンドンに8つある王立公園のひとつリッチモンドパークから、イギリスのナショナルコレクションとして保存している「ウィルソン50」の確認作業を、世界つつじセンターに保存している品種との比較によって行いたいという依頼がありました。
イギリスでは、欧米に最も初期に導入されたクルメツツジ50品種「ウィルソン50」が、国の収集品として大事に保存されているようです。
また、E. H. ウィルソンが著した論文中にあるクルメツツジ50品種のリストには、いくつかの品種特性の記述に誤りがあることがわかっています。「玉芙蓉」と「御所桜」の花色は、ウィルソンが赤司広楽園を来訪した当時の種苗カタログに、それぞれ口薄紅色、桜色とあります。しかし、ウィルソンのリストには、両品種とも白地桃色絞りとあります。今回、Assistant Park ManagerのScrivener氏とのやり取りの中で、イギリスで保存されているこれら2品種の花色が絞り咲きであり、ウィルソンが別の品種を間違って「玉芙蓉」、「御所桜」としていたことが考えられました。

「ウィルソン50」については、以下のリンク先の「欧米に広めたアーネスト・ヘンリー・ウィルソン」の項をご覧ください。
http://www.sekai-tsutsuji.center/ayumi/yukari/index.html

ウィルソン50の品種「新鴇の羽重」
ウィルソン50の品種「新鴇の羽重」